素因数分解 ヘルプ
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素因数分解
素因数分解とは,整数を素数の積で表す方法です.24 を素因数分解すると,24 = 23 × 3 となります.
素因数分解の用途
整数の性質を調べたり,大きな整数の計算を効率的に行ったりするために用いられます.公開鍵暗号方式である RSA 暗号の安全性は素因数分解の困難さに依存しています.
素因数分解のアルゴリズム
対象となる整数を,小さい順に 2 から素数で割り続けて,割り切れる素数を見つけていく方法があります.素因数は必ず対象となる整数の平方根以下となるため,計算を終えてよいかを判定できます.本機能は,このアルゴリズムに少し改良を加えて実装しました.
素因数分解と因数分解の違い
素因数分解は整数を素数の積で表すことです.因数分解は多項式を積の形に分解することです.つまり,対象が整数か多項式かという違いがあります.
最小公倍数の求め方
2 つ以上の整数の最小公倍数を求めるには,それらの数の素因数分解を行い,出現する素因数の最大の指数を用いて計算できます.例えば,12 = 22 × 3, 18 = 2 × 32 であるため,最小公倍数は,22 × 32 = 36 となります.
最大公約数の求め方
2 つ以上の整数の最大公約数を求めるには, それらの数の素因数分解を行い, 共通する素因数の積を求めればよいです.例えば,12 = 22 × 3, 18 = 2 × 32 であるため,最大公約数は, 2 × 3 = 6 となります.